小笠原のフルーツ
小笠原には野菜はあまりたくさんは栽培されていませんが、フルーツがたくさん栽培されています。
マンゴー、モンステラ、釈迦頭(アナナ)、アテモヤ、ジャックフルーツ、パッションフルーツ、スターフルーツ、ドラゴンフルーツ、パパイヤ、グアバ、などなどです。
小笠原ではパパイヤは青い状態で販売されていることが多く、野菜として食べるそうです。
酢の物にしたりとか、キムチにしたり。面白いですよね!
モンステラはよく観賞用植物として販売されているのを見かけます。
しかし、実はフルーツがなるんです!私も知らなかった。笑
花が咲き、花の中から実が出てくるんです!
しかし、このフルーツのモンステラ、収穫までに12〜14ヶ月もかかります。
なんとも贅沢で幻のフルーツ。
小笠原では1本600〜1000円で販売されています。
このフルーツの食べ方は熟すとうろこ状の皮がほろほろと自然に剥がれてきます。
そうなったところだけを毎日少しづつ食べれるというものです。
剥がれておらず、熟していないところを食べるとシュウ酸カルシウムが残っており、舌がチクチクしたり、ただれたりすることもあるので要注意!
味はバナナとパイナップルを足して2で割ったような味で、とっても美味しい!!
なかなかみられないレアなフルーツなので見かけた際はぜひ!!
あとは釈迦頭(アナナ、バンレイシとも言われる)などもなかなか日本では見かけない珍しいフルーツです。
台湾などではよく食べられているのですが、半分に割るとこのような白いねっとりとしたものが出てきます。
この白い部分を食べます!中にタネが入っているので それを取り出しながら。
クリーム状でねっとりとしていて、甘みがあって、でもちょっぴり酸味もあったりして。なかなか面白い味です!笑
いかがでしょうか!
このフルーツ何!気になる!とかあれば是非教えてください!
詳しく説明します!
小笠原諸島の亀食文化。
みなさんこんにちは。
実は今、小笠原諸島にいます。笑
東京からフェリーで24時間。
8月末から9月丸々の1ヶ月ちょっとの滞在です。
日本に残された最後の楽園とも言える島。さすが小笠原です。
海がめちゃくちゃ綺麗。
船で少し走らせば亀。魚はうじゃうじゃ。イルカもたまに見れるし、運が良ければクジラにも遭遇できる。夏の時期はマッコウクジラ。
残念ながらクジラにはまだ遭遇できてません。泣
そもそもなんで小笠原に来たかというと、島の独特な食に興味を引かれたからです。
それは「亀」です。
いわゆるウミガメさんです。このウミガメさんを小笠原では食べるのです。
え、かわいそう。ってよく言われます。
小笠原は1830年後頃から人が住み始めたといわれています。
この最初に住み始めたのが欧米人とハワイの原住民。
ハワイではもともと亀を食べる文化があったらしく、その影響もあってか小笠原に
亀を食べる文化が入って来たとされています。
ハワイではもう食べられていません。なんなら触ることさえダメらしいですね。
日本で唯一亀を食べる文化を持ち、唯一漁が許されている場所です。
流通はできるはできるのですが、基本的に島内でほぼ消費されるので出回りません。
もちろん、保護のため規制はきちんとかけられています。
年間135頭の捕獲制限がかけられており、 両氏は父島・母島に各1人づつ。
6、7月は産卵期のため、禁漁期間となります。
そんな中で食べられている亀。
私はどうやって食べられているのか、気になったので自分の目で確かめたいと思い、
小笠原にやって来ました。
亀料理と島寿司を提供している「丸丈」というお店で働かせてもらいながら亀や、
島の食文化について学んでいます。
実際のところ、亀の味としては「臭い」です。
ただ、これも好みで、焼酎って人によって好き嫌いありますよね?
あの臭いんがいい!って人と、臭いのがダメだって人と。
それとおんなじように、亀も臭いのがいい!って人と、臭いのがダメって人がいます。
お店で提供しているところもたくさんありますが、店によってその臭みの度合いは
全然違います。
亀を湯通ししたり生姜やネギ、玉ねぎ等の量によって臭みは調整できるようです。
ただ、本来の家庭料理や伝統料理としての亀はとっても臭いものです。
小笠原に来たら是非「亀刺し」と「亀の煮込み」は食べて欲しいですね。
基本的には亀の煮込みには亀の様々な部位が入っています。
部位によって食感や味わいも全然異なり、楽しめると思います。
自分の好みの亀の味を探して見て欲しいですね。
写真はcharaさんの亀の煮込みです。